こんにちは!
Yoshiです。
ようやく天気予報にも晴れマークが並びいよいよバンクーバーも夏本番になってきましたね。
今日はそんなバンクーバーの夏の風物詩であるカニ釣りについてご紹介していきます。
(カニ自体は年間を通して釣れるので特にベストシーズンのようなものはないようです。。笑)
誰でも気軽に楽しめるカニ釣りですが釣り場や道具などいくつか事前に抑えておくべきポイントがあります。
必要な道具や近郊のカニスポットをチェックして早速カニ釣りに出かけましょう!
事前準備(ライセンスや持ち物、どこで釣れるかを確認)
フィッシングライセンスの取得
バンクーバーでは釣り(カニ釣り)をするにあたりライセンスを取得しなければいけません。
免許なしで釣っているところを見つかると罰金などの処分がありますので必ず取得するようにしましょう。ライセンスというと少しハードルが高く聞こえますが、実際はオンラインですぐに申請できるのでとても簡単に取得することができます。
では早速やり方をみていきましょう。
こちらのページから進めていきます。
釣りのライセンスは淡水と海水、つまり川釣りと海釣りで大きく分かれているのですがカニ釣りの場合はこちらの海水用のライセンスが必要になります。
Apply Nowのボタンから次に進みます。
新しくライセンスを取得する際はこちらのRegister Nowをクリックします。
出典:カナダ政府公式HPより引用
次のページで名前や住所など個人情報を入力していきます。
次に釣りをする地域をPacific,Yukonの中から選びライセンスの種類、支払い方法の選択をして進んでいけば登録完了です。
出典:カナダ政府公式HPより引用
ライセンスの値段はそれぞれ上の表のようになっています。
年間ライセンスは取得日から1年間ではなく4月1日から3月31日までのライセンスになるので取得時期によっては割高にもなるのでご注意ください。
釣り場所選び
ライセンスが取れたらどこに釣りに行くかを決めましょう。
カナダでは魚やカニなど海の生き物の環境保護を大切にしており、釣りができる場所についても細かく決められています。
参考までにバンクーバーが属するエリア28の地図を見てみましょう。
出典:カナダ政府公式HPより引用
白塗りになってる部分が海を表しており、それぞれの番号が割り振られたエリアの海で釣ることが許可されているカニの種類が下記の表にまとめられています。
出典:カナダ政府公式HPより引用
ちなみに私たちは28-7に属するジェリコビーチ(Jericho Beach)にてカニ釣りをしてきました。
釣り道具の準備
カニ釣りに必要な道具は大まかには下記の通りです。
- トラップ
- カニのサイズを図る定規
- クーラーボックス
- 軍手
- 餌
カニを捕まえるトラップにもルールが定められています。
手作りの道具など、何で獲ってもいいわけではなくこちらのガイドラインに沿っているものを使用しなければいけません。
なんだか難しそうでよくわからない、、と心配する必要はありません。
カナディアンタイヤ(Canadian tire)に行けば釣具コーナーの中にカニ釣り道具もたくさん置いてあります。
市販のものを使えば基本的には大丈夫ですが、不安な方は店員さんに一応確認してみるといいかもしれません。
大きさや値段により幅広い商品がありますが、実際に他の人が使っているのを見るとこちらの初心者用?のお手頃なトラップを使用している人が多かった印象です。
出典:カナディアンタイヤHPより引用
カニの定規についてもカナディアンタイヤでお安く手に入れることができます。
後述しますがカニの持ち帰りにはサイズの制限があるため、持ち帰りを考えている方はこちらの定規も必須になると思います。
出典:カナディアンタイヤHPより引用
ちなみに私たちはクレイグスリストで「crab trap」で検索したところ、トラップと定規をセットでお安く売っている人を見つけたのでその方から購入しました笑
クーラーボックスと軍手は人によると思いますが、持ち帰りたい方やカニを素手で触るのに抵抗がある方は持っていかれることをオススメします。
餌はスーパーなどで手に入るダックネックやチキンレッグが人気なようです。
何人かに聞いたところ餌はフレッシュな状態の方がいいという派と、少し腐らせてからの方がいい派に真っ二つに分かれてしまったので私たちは両方用意していきました。(気合を入れて二日前から熟成させていたため行きの車内は地獄でした。。)
釣り当日(ベストな時間帯やトラップの仕掛け方、カニ持ち帰り時の注意点など)
準備ができたら早速カニ釣りに出かけましょう!
今回私たちはキツラノをさらに西に行ったところにあるジェリコビーチに行ってきました。
私たちが行った日は満潮が夕方6時ごろだったのですが、長期戦を覚悟して昼1時頃に向かいました。
海水浴をしている人たちがいるビーチを背にして右のほうに進むと下の写真のような桟橋が出てきます。
桟橋の先の方まで進むとすでにスタンバイをしている人たちが何人かいました。
早速私たちも持ってきた仕掛けに餌をセットしていきます。
少し見辛いですがこのように真ん中に肉をセットします。
これで仕掛けの準備完了です。
次に仕掛けを投げた際にロープまで投げてしまわないように↑のように柱などにくくりつけておくと安心です。
あとはこの仕掛けを遠くまで投げて20分ほど放置したら引き上げるだけ。
投げ方がよくわからずキョロキョロしているとみるからにベテランのような方が近づいてきて投げ方を教えてくれました。
その美しいフォームがこちらです。
写真だと伝わりづらいですが、このおじさんはめちゃくちゃ遠くまで投げていました。
他のマッチョな人や若者たちよりも強肩だったのでコツやテクニックが必要なのかもしれません。。
それもそのはず、話を聞いてみるとこのおじさんは毎日ここにカニ釣りに来ているとのことでした。
20分ほど経過したので早速トラップを引き揚げてみると、、、
小ガニたちが大量に獲れていました笑
このように一回で7~8匹獲れていることも珍しくないようです。
しかし、どれだけたくさん釣っても小ガニを持って帰ることはできません。
持ち帰ることができるのは一定の基準を満たしたカニだけになります。
こちらがその基準になります
出典:カナダ政府公式HPより引用
Dungeness crabとRed rock crab の二種類についてはそれぞれ規定のサイズ以上のオスでないと持ち帰ることはできずそれ以外のものは海に返さなければいけません。
このサイズを測るときに、事前に用意したカニ用の定規が役に立ちます。写真のようにカニに合わせるだけで簡単に基準を満たすかどうか確認できます。

この定規の間の部分よりも甲羅の幅が長ければOKです。(長い方がDungeness crab用、短い方がRed rock crabのサイズになります。)
↑の写真はギリギリ足りず無念のリリースになりました。
オスかメスかはカニの腹をみて判断します。メスのお腹の方が幅広で蜂の巣のような形をしていて、オスのお腹は幅が狭くなっています。
イラストを参考に実際に見てみればすぐにわかるはずです。もしわからなくても近くの人がすぐに教えてくれるはずなのでそれほど心配する必要はありません笑
仕掛けを投げて20分放置して引き上げる、これを一つのサイクルとしてひたすら繰り返します。
待っている際は皆日陰やどこかで待機しているので仕掛けのところに張り付いていなくても大丈夫です。
結局この日は8時間ほど粘りましたが規定のサイズを超えたものを釣ることはできず、一匹も持ち帰ることができませんでした、、、笑
釣果報告アンケートへの回答
ライセンスをオンラインで取得した際にランダムで釣果報告のアンケートが送られてくることがあります。回答は任意ではなく選ばれた人は必ず釣りに行った日以降にこちらに回答しなければいけないようです。
今回私にアンケート協力へのメールが来たのでこちらでご紹介します。
送られてきたメールにあるURLからジャンプすると
出典:Canada’s Department of Fisheries and Oceansのアンケートより引用
このような画面でまずは釣りに行った日付、場所、釣りの種類を選択します。今回はカニを桟橋から仕掛けを利用して獲ったのでShellfisf trapping from shore or docksを選択しています。
次に進むと
出典:Canada’s Department of Fisheries and Oceansのアンケートより引用
このようなページでどの種類を何匹獲ったかをレポートする必要があります。
複数人で行った際は自分で釣った分だけを報告するようなのでご注意ください。
捕まえなかったものには0を入れる必要はなく空欄のままで大丈夫です。
これで終了になります。
10分もあればすぐに終わる内容なのでアンケートに選ばれた人は釣り後、忘れないうちに早めに回答しておくことをオススメします。
いかがでしたでしょうか。
今回はバンクーバー近郊で手軽に楽しめるカニ釣りについてご紹介させていただきました!
短い夏を満喫するためのアクティビティの一つとしてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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